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■高齢者の活動時間が3割減!新型コロナ感染 予防と体力維持のバランスを保つことが重要

2020年08月01日

訪問 鍼灸・マッサージ 通信 
高齢者の活動時間が3割減!新型コロナ感染
予防と体力維持のバランスを保つことが重要

・新型コロナの影響で必要な運動が行えない
・外出自粛により活動量が3割減
・2020年4月、新型コロナの流行により日本全国に緊急事態宣言が発出されました。
・不要不急の外出自粛が要請され、商業施設や飲食店、娯楽施設なども休業となりました。
・自宅でテレワークをする人も増えました。
・特に高齢者は重症化しやすいことから、普段よりも外出を控える人が増えたと言われています。
・国立長寿医療研究センターと筑波大学が連携して実施した調査で、 2020年4月の高齢者の活動時間は、同年1月と比較して約3割減少したことが判明しました。

この調査によれば、2020年1月の身体活動時間は1週間あたり4時間5分だったのに対し、緊急事態宣言発令中の4月は3時間だったと言います。
1週間の活動時間が約1時間減少し、高齢者の運動量が減少したことがわかります。

■高齢者に必要な1日あたりの運動量
高齢者にとって、適度な運動は健康維持や介護予防に効果的です。
しかし、新型コロナウイルスに感染することを恐れて外出自粛を続けていると、どうしても体を動かす時間が減り、心身の機能が低下してしまいます。

すると要介護の手前の状態である「フレイル(虚弱)」に陥りやすくなり、結果的に要介護状態になる可能性があります。

外出自粛中であっても、適度に体を動かすことは大事です。

高齢者に必要な1日あたりの運動量は連続20分以上、最大1時間程度だとされています。
ただし、運動や活動はあくまでも体に無理のない程度に実施すべきです。
運動強度は、年齢と安静時の心拍数を目安に導き出した運動時目標心拍数を元に調整します。

国立長寿医療研究センターのホームページに掲載されている「在宅活動ガイド」には、「目標となる年齢別運動時心拍数」が表にまとめられているので、こちらを参考にすると良いでしょう。
自分に合った方法で体を動かして、適度な運動を継続することが、健康維持につながります。

■運動不足に潜むリスク
・心身機能のドミノ倒しを防ぐ
高齢者は、日常的な活動量が減ると心身機能の衰えが要介護状態へ直結する恐れがあることから、運動不足には大きな健康リスクが潜んでいると言えます。
特に高齢者にとって影響が大きいとされているのが、「ストレス」です。
外出自粛によって自宅から外へ出る機会が大幅に減ると、社会とのつながりが途絶えてしまいかねません。

そのような状態で受けるストレスは、フレイルを引き起こしたりフレイル状態が進行したりする原因となってしまいます。

フレイル状態になってしまうと、歩行困難や転倒、認知機能の低下などにより、別の疾病を発症するリスクが高まります。

1日1時間の運動が難しいという場合、10~20分だけ意識して体を動かすだけでも、認知機能向上に効果的だと言われています。
  
出典:『フラミンガム研究』(ボストン大学) 2020年06月12日更新
運動量の低下や社会とのつながり途絶えてしまうことによってフレイル状態を引き起こし、要介護状態になってしまうという「ドミノ倒し状態」を防ぐには、やはり、感染予防を徹底しつつ適度に体を動かす必要があります。

■国立長寿医療研究センターが高齢者の活動増進を図るアプリを開発
新型コロナの流行後に、高齢者の活動量が減少しているのは明らかです。
外出を避けて自宅で過ごす時間を増やすことは感染症の予防にはなるものの、活動量や運動量が減ることによって体への悪影響が及ぶことが懸念されます。
このような状況を防ぐため、国立長寿医療研究センターでは、第一次補正予算で高齢者の活動増進を目的としたスマートフォン向け無償アプリ「オンライン通いの場」を開発。近日中に公開予定です。

こちらのアプリは、外出の機会が減少した高齢者が活動状況を自己管理できる機能を搭載しています。
高齢者が従来通っていたさまざまな施設が休業している中、アプリを通してオンラインで利用できる機能を使うことによって活動量向上の促進が期待できます。
散歩コースの自動作成や活動量の可視化、外出をするともらえる「お出かけポイント」の付与などが主な機能で、体操動画や脳活性化ゲームなども搭載されています。
このアプリを毎日使用することで、日々の活動状況が一覧化され、意識的に頭と体を動かして要介護化予防につながります。

■感染予防と体力維持のバランスを保つことが重要
・自宅でできる健康を維持する体づくり
運動をするには、外へ出てウォーキングをしたりジムに通ったりする必要があると思われがちです。
しかし、必ずしも外へ出なければ運動ができないわけではありません。

自宅にいても、工夫次第でさまざまな方法で体を動かすことができます。
厚生労働省のホームページでは、高齢者の健康維持のために日本全国の自治体で作成されている体操を紹介したリーフレットや体操動画をまとめて掲載しています。
自宅にいても実施しやすい体操です。

また、東京都理学療法士協会でも、「理学療法士による自宅でできる効果的な運動ガイド」として運動前後のウォームアップやクールダウンから体幹トレーニング、体に不自由のある方でも実行しやすいトレーニングなど、自宅でできる運動動画を紹介しています。
こちらも、高齢者でも簡単に行えるトレーニングなので、無理なく体を動かすには最適です。

■感染予防を行ったうえで、できるだけ体を動かす
現在、県をまたぐ遠方への移動は控えるべきと言われてはいます。
新型コロナウイルス感染症は根絶できない可能性があると言われていることから、これからは日常生活において感染予防を取り入れた「新しい生活様式」の実践が求められます。
新しい生活様式では、全般的に不要不急な外出や遠出を避けるという行動の具体例が挙げられているため、以前より外出の機会を減らす人も増えるでしょう。

活動範囲が自宅の中だけに限られてしまうと、自由に外出できていたときに比べて大幅に活動量が減少してしまいます。
自宅にいる間は、座ってじっとしているのではなくできるだけ動くことを意識しましょう。
庭いじりや立って料理をしたり、足踏みをしてみるだけでも活動量を増やせます。
先に紹介した体操などを実践するのも良いでしょう。
    
出典:『新型コロナウイルス感染症の拡大防止と介護予防の取組の推進について』(厚生労働省) 2020年06月12日更新
今後も、新型コロナウイルスの感染予防は必要不可欠です。
感染リスクを防ぐために家の中でじっとしていると、高齢者の場合は心身機能の低下により、感染症以外の原因で体の状態が悪くなることが懸念されます。
感染予防に気を配りつつ、体を動かすことを意識するのは、高齢者のこれからの健康維持の重要なポイントとなるでしょう