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■フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階    訪問 鍼灸・マッサージ

2020年04月01日

●フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われています。
具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を指しています。

脳疾患などの疾病や転倒などの事故により、健常な状態から突然要介護状態に移行することもありますが、高齢者の多くの場合、フレイルの時期を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられています。
フレイルは、身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題が含まれる、多面的な概念です。

高齢者は、フレイルの時期に、心身および社会性など広い範囲でダメージを受けたときに回復できる力が弱くなり(生理的予備能の低下)、環境や外敵からのストレスに対しても抵抗力が弱くなります。
しかし、適切に支援をうけることで健常な状態に戻ることができる時期ともされています。
早期発見・早期支援で、多くの高齢者の生活機能の維持・向上を目指して、日本老年医学会が2014年に「フレイル」という概念を提唱し、普及に努めてきました。

フレイルは、明確な固有の原因があって引き起こされるというよりも、加齢に伴う以下のさまざまな心身の変化と社会的、環境的な要因が重なりあうことにより起こります

フレイルの原因となる例
 ●動くことが少なくなる
 ●社会的に交流する機会が減る
 ●身体機能の低下(歩くスピードの低下)
 ●筋力が低下する・筋肉量が減る(サルコペニア)
 ●認知機能の低下
 ●疲れやすくなる
 ●元気が湧かなくなる
 ●日常管理が必要な慢性疾患(糖尿病、呼吸器疾患、循環器疾患、関節炎、抑うつ症状など)にかかる
 
※慢性疾患がフレイルの原因となる例
  ・糖尿病による知覚低下や痩せ
  ・呼吸器疾患による咳や呼吸困難
  ・循環器疾患による活動の制限 など
 ●体重が減る
 ●低栄養になる
 ●収入が減る
 ●孤独になる

フレイルの予防
健常な段階からフレイルを予防するには、生活習慣病の(進行)予防をしながら、運動機能・認知機能の低下を防ぎ、社会的に関わりを保ち続けることが大切です。

持病のコントロールを
既に糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、まず持病のコントロールをして、悪化させないことが大切です。

感染症の予防を
高齢者は免疫力が低下していることが多く、インフルエンザや肺炎にかかりやすいといわれています。
インフルエンザや肺炎が重症化して入院すると、免疫力の高いときなら問題にならない体内の常在菌による感染症にかかるなどして、そのまま寝たきりになってしまうこともあります。

以下のような方法で、感染症を予防しましょう。
・適度な運動やリハビリ、バランスのよい食事などにより免疫力を高める体作りをしておく
・基本的な手洗い・うがいなどの清潔保持を行う
・インフルエンザワクチンなどを接種する
・誤嚥性肺炎による肺炎を防ぐため、しっかりと口腔ケアをする

日常生活に運動を
生活習慣病を予防したり、運動機能を維持するためには、日常生活で運動習慣を取り入れることが大切です。
特に筋力や筋肉量は、高齢者がサルコペニアの状態になっても、
適切な運動や栄養摂取により比較的短い期間で取り戻し
やすいといわれています。

日常生活の行動に、少し運動を取り入れたり、歩く時間や距離を伸ばすなどして、毎日続けられる方法を、少しずつ行いましょう。

介護予防の観点では、高齢者ご本人や、身近にいるご家族がフレイルという状態を知り、介護状態へと移行しやすい危険性をはらんでいることや、どのような状態がフレイルにあたるのかを知っておくこと、フレイルを進行させないための日常的な配慮を行っておくことは有用です。
身体面だけでなく、日常生活のすべてが健康にかかわるものと捉え、フレイルの概念をうまく使って、日頃から介護予防に取り組んでいただければと思います。

※報道によると高齢者は、新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいとして、不要不急の外出を控えるよう強く呼び掛けられている。

感染リスクは低減する半面、心身の活力が低下する「フレイル」(虚弱)」を懸念する声も出ている。
「家に閉じこもってしまうと、筋力や認知機能が衰えるリスクが高まる」と指摘する。

その上で「人混みは避けるべきだが、自宅周辺を散歩したり、混雑を避けて近所で買い物したりと、生活ペースを大きく変えない方がいい」とする。
体力を考慮しながら、物につかまっての片足立ち、椅子から立ち上がる運動などを自宅で続けることを勧める。

 人との接触を減らすと認知機能低下の懸念もある。長尾院長は「ラジオを聞いたり、本や新聞を読んだりすれば脳が刺激される。友人や家族との電話や手紙のやりとり、スマートフォンなど新しいことを始めるのも刺激になる」と話す。

 外出自粛期間が長引けば精神状態が悪化する恐れも。「健康は自分で守る意識が重要」としつつ「周囲は一斉休校になった子どもたち同様、高齢者の健康にも気を配る必要がある」と訴える。

(福岡県大野城市の誠愛リハビリテーション病院の長尾哲彦院長(老年医学)より)

※私たちは、高齢者のご自宅や入所されている施設に伺い、訪問にてマッサージ・鍼灸や機能訓練等を行っています。

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   田口

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