滋賀県彦根市、豊郷町、甲良町、愛荘町、米原市、長浜市、東近江市の訪問医療マッサージ・訪問リハビリマッサージ|KEiROW(ケイロウ)彦根ステーション

彦根ステーション
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訪問マッサージと訪問リハビリの違い

2019年07月27日

こんにちは、彦根ステーションの田口です。
暑さが厳しくなってきました。

●訪問マッサージは、歩行困難などのために治療院に通院できない人を対象に、国家資格を持ったマッサージ師が自宅などを訪問してマッサージを行うサービスです。

●介護保険サービスの訪問リハビリテーションは理学療法士等によるマッサージが行われています。


■それぞれの目的
 ●マッサージ
 筋力の維持や向上、脳梗塞や脳出血で麻痺や拘縮がある人のための関節可動域の維持や拡大、むくみやしびれがある人のための血液やリンパ液の循環の改善、強度なコリや疼痛がある人のための痛みや筋緊張の緩和です。

 ●訪問リハビリ
 要支援や・要介護者が在宅で日常生活を送るために、身体の機能の回復や維持するリハビリテーション(機能訓練)です。

■対象となる人
 ●訪問マッサージ
 歩行が困難な人や寝たきりの人で、医師に医療マッサージの必要性が認められた人。
 
 ●訪問リハビリ
 要支援・要介護者で、医師に日常生活を送るためにリハビリの必要性が認められた人。

■適用される保険
 ●訪問マッサージ
 健康保険のみが適用されます。したがって、介護認定の有無は問いません。

 ●訪問リハビリ
 基本的に介護保険が優先されますが、末期の悪性腫瘍やパーキンソン病関連疾患など20ある健康保険の「厚生労働省が定める疾病等」に該当する場合は、健康保険が適用されます。

■該当する病状・疾患等
 訪問マッサージでは、脳血管障害や頸椎損傷などによる筋麻痺、パーキンソン病やリウマチによる拘縮、脊柱管狭窄症による歩行困難や腰痛のほか、寝たきり、日常生活が困難な症状など、医師が医療上マッサージが必要と認めた症状とその原因となる病名となるため多岐にわたります。
 
■訪問マッサージと訪問リハビリ、どちらを利用するべき?
 訪問マッサージと訪問リハビリはどちらも医療上必要とされるマッサージやリハビリを行うという点で共通しています。どちらを利用するかは同意書や指示書を作成する主治医によく相談することが第一です。
例えば、寝たきりによって硬くなった筋肉を緩め、痛みやしびれを軽減させる消炎鎮痛を目的とする場合は、訪問マッサージによる施術が効果的です。

一方、寝たきりの生活から脱却することを目指して、起き上がり、座位、車いすへの移乗といった動作訓練を目的にする場合は、介護保険による訪問リハビリが適していると思います。
なお、訪問マッサージと訪問リハビリは、組み合わせて利用することもできます。
 
例えば、リウマチの患者様が訪問リハビリを利用して動作訓練を受けながら、痛みを緩和するために訪問マッサージを利用することは可能です。

※※※まとめ※※※
 在宅療養者は信頼できる訪問マッサージのサービスを受けられれば、日常生活を続けていくうえで大変心強いでしょう。
定期的に訪問してもらうことによって精神的な安定がもたらされ、マッサージを受けながらの会話はストレス軽減にもつながります。
かかりつけ医によく相談しながら、訪問マッサージを上手に利用してください。また、保険診療だけでなく状況によっては自費での利用を検討してみるのもよいと思います。